風水と言うと何となく一部の専門家が行っていたり、中国を中心とした海外の文化といったイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、普段は意識をすることがなくても、自分の住んでいる街並みや伝統的な和風建築も、鬼門をはじめとした風水が取り入れられた設計がされていることも少なくありません。
今回は、睡眠時間イコール寝室にいる時間ということで、自宅で最も長く過ごす部屋に、効果的な風水を取り入れる方法をご紹介します。
主に寝室の方角別に、観葉植物を効果的に置く方法です。
簡単に取り入れられますので、これを読めばきっと風水がより身近なものとなるのではないでしょうか。
風水における寝室の重要性
風水は「寝床学(しんしょうがく)」という別名を持ちます。
これはつまり、風水が寝室を非常に大事にしている事を意味しているのです。
そんな寝室ですが、運気を左右するといっても過言ではない位重要視されています。
寝ている間に部屋にある運気を吸収して、起床後その運気で生活していくという考えなのです。
実際に一日で過ごす時間の約3分の1が寝室であり、不衛生で不適切な環境で睡眠することは健康運を下げてしまったり、集中力の低下を招くことで仕事に関する運勢や勉強に関する運勢にも影響を与えてしまいます。
このように、寝室は風水においても理屈に合った理由があって重要視している部屋なのです。
そんな風水にとって重要な場所である寝室は、最初に風水を導入したい場所として最適な部屋と言えます。
なぜなら最も手軽に運気を取り込み貯め込むことができる場所だからです。
風水と観葉植物の関係性を紹介
風水は、様々なアイテムを利用して運気を高めます。
部屋のインテリアとして配置されることが多い観葉植物もその一つです。
この観葉植物は、葉の形や生える向きによって風水に与える影響が変わってくるという特徴を持っています。
そんな観葉植物を葉の形や生える向きに分けてお話ししていきましょう。
観葉植物の葉の形による風水上の意味合い
まず、葉の形は丸いものと、尖ったものによって意味合いが変わります。
丸いものは、リラックス効果を与える風水アイテムとなり、人のそばに置くと気を落ち着かせるアイテムです。
尖ったものは、反対に鋭気(やる気や活力)を高めるアイテムであり、興奮を引き起こしたり、活発にさせたりする効果が期待できます。
観葉植物の葉のむきによる風水上の意味合い
葉の向きも重要で、これは上向きと下向きによって異なった効果です。
上向きの場合は「陽」の性質を持ち、人のエネルギーを活性化させてくれる風水アイテムになります。
反対に下向きの場合は「陰」の性質によって気を静め優しさを与えてくれるのです。
このように観葉植物は風水によって様々な影響を与えるアイテムと言っても過言ではありません。
寝室の方角と風水の関係を解説!
風水と言うと方角と言うイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
そんな風水と方角の関係も簡単にまとめて行きましょう。
寝室の方角によって、コーディネートなどを変えてみてはいかがでしょう。
インテリアにおける風水と方角は、大まかに財産、人間関係、仕事に分けることができます。
厳密には8方向にそれぞれ意味を持っているのですが、代表的な東西南北の運勢を紹介します。
北の方角の風水
まず、風水における北は金運や愛情運、仕事運と関係をもっており、「水」が関わる方角です。流通、情愛、流動的、冷たいと言った意味があります。
「北」でイメージされるように、冷気や寒気といった気が働き過ぎると身体にも悪影響がありますので、温かいイメージの寝室作りが大切です。
寝室のカラーは、ピンク系・黄色系・ベージュやアイボリーなどの色がおススメです。
ただし、赤い色は火を象徴する色で、北の方角の「水」との相性は最悪ですので使わないようにしましょう。
南の方角の風水
南は気運、直観力、美容運、知性との関係が深く、地位、名誉、派手、陽気、行動的、見栄っ張りと言ったものをつかさどります。
風水では「火」に関連した方角ですので、火を消すような水系のものではなく、活性化させるような天然素材のアイテムとの相性が良いです。
火は「静」よりは「動」に属する属性ですので、アクティブなイメージのものを置くと、家全体がエネルギッシュになってきます。
ただし、プラスチック製のものは火の気が増長しすぎるので、避けた方が良いでしょう。
寝室には素焼きの鉢植えで背の高い観葉植物がおススメです。
東の方角の風水
東は仕事運、勉強運、発展運といったビジネスや勉強関係と深くつながっており、企画、創造力、再出発、せっかちと言った意味合いがあります。
風水的に「木」に関連した方角ですので、水との相性も良好です。
ただし、水を与えすぎると木が腐ってしまうように、水の気が強すぎると木のエネルギーにも悪影響ですので、気を付けてください。
水属性のブルー系・ブラック系のカラーは多用しない。
鏡やPC・テレビなどのモニターも、モノを反射する水面と同じような扱いになるので、置く場合は布などを被せる。
こういった対策が有効です。
寝室に朝日がさすのは風水的にも良いですが、光が強すぎると感じる場合は薄手のカーテンなどで対策をしましょう。
また、火との相性は良くないので、木を燃やす火や、木を切る金属を連想させるような色・アイテムは避けるのが無難です。
濃い赤系、金・銀・銅・白・グレーなどがそれにあたります。
風水的に木の方角だけに、観葉植物全般は相性が良いです。
特に、東の方角の寝室には、発展を想起するような上に伸びる観葉植物がおススメです。
西の方角の風水
最後に西ですが、こちらも北と同様に金運、恋愛運の意味を持っていますが、休養、娯楽、グルメ、趣味、楽天的と言ったニュアンスであり北とは異なったものです。
西の方角は風水的に「金属」に関連する方角です。
金属の性質は錆びる・溶けるとありますが、風水では錆びると溶けるに関連した、水や火の気が強くなり過ぎないように注意が必要です。
カラーで言うと、青・黒・赤の多用はNGとなります。
金運と恋愛運に良い黄色やピンク、西のラッキーカラーのホワイトを取り入れると良いでしょう。
西の寝室に相性の良い観葉植物は、丸い葉っぱやハート型の葉っぱのものがおススメです。
このように東西南北それぞれに意味を持ち、それ以外の方角にも意味付けがされています。
省略になりますが、東西南北以外の4つの方角はそれぞれ北西(貯蓄運、地位、社会運、出世運)、南西(家族運、不動産運)、南東(恋愛運、結婚運)、北東(不動産運、転職運)など東西南北とは異なった意味を持っているのです。
このような意味と風水アイテムを組み合わせることで簡単で効果的な風水を実践することができます。
寝室に風水を!観葉植物や方角を意識したコーディネート
これまで紹介してきた観葉植物と方角を意識したコーディネートを簡単にお話しすると、基本的には「寝室の西側に下向きの丸い葉っぱの観葉植物を置く」というものになります。
西は金運や恋愛運という意味の他に休養という意味があり、下向きの観葉植物は鎮静効果のある「陰」の気を出すのです。
更に丸い葉でリラックスをもたらすことによって効率の良い体力回復が期待できる寝室を作り上げることができます。
反対に「陽」の観葉植物である上向きで活性化する効果のある尖った葉を東向きに置いてしまうと、気持ちが高ぶってしまい眠れなくなるという逆の効果になってしまうので注意しましょう。
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まとめ~寝室に風水を導入し観葉植物や方角を考えましょう~
観葉植物は寝室の風水と強い関係を持っています。
また置く方角によっても効果は変わってしまうのです。
このように簡単ですが強い影響力を持つのが寝室の観葉植物と言えます。
そんな観葉植物も、もし枯れてしまった場合はすぐ新しいものを置き換えましょう。
なぜなら観葉植物が枯れたのは悪い運気を十分に吸ってくれたからです。
そんなお守りのような観葉植物を寝室に置いて快適な睡眠をとり、運気をアップさせてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。