風水では玄関に置く置物によって運気アップが期待できます。
置物の色や動物の種類によって、良いものもあれば良く無いものもあるので、玄関に動物の置物を置きたいと考えている方はこちらで確認してみてください。
風水で玄関は重要な位置づけ
風水では玄関は運気の入り口と考えられています。
良い気も悪い気も玄関から入ってきますので、良い運気はたくさん入れて家中に巡るようにしたいものです。逆に良くない運気は入ってきても最小限に留めたいですし、跳ね返せるものなら跳ね返したいですよね。
玄関は常に清潔に保つ、靴は出しっぱなしにしないなど、玄関の風水の基本を押さえた前提で、玄関に置く運気を上げる置物について記事にしています。
みなさんのご参考になれば幸いです。
玄関に飾る動物の置物の風水効果
玄関に動物の置物を置く場合、得ようとしている風水効果によって最適な動物は変わってきます。動物の種類によっては良くない影響を及ぼす場合もありますので、気を付けてくださいね。
ここからは動物ごとの風水効果を解説していきます。
カエルの置物
カエルの置物は金運・財運・商売繁盛に効果があると言われています。
ひいてはビジネスの成功にも繋がる運気アップが期待できますね。
カエルの口にコインを噛ませた置物はより効果が高いそうです。
かえるの置物は玄関先に置くと良いとされていますが、向きに気をつけましょう。カエルの向きが入り口に向いていると、玄関から入ってきたお金がカエってしまうので、玄関にカエルの置物を置く場合は家の中を向くように置いてください。
象の置物
象の置物は自己肯定、自分に自信をつけたい時に玄関に置くのがおススメの動物です。
象は大きな体で圧倒的な存在感を放ちます。その象にあやかりたい場合は玄関先に置いてみましょう。
ちなみに画像はインドの万能の神ガネーシャです。
厄除け、商売繁栄、学問の神様と幅広く信仰されていますし、ピンクの象は玄関を明るくしてくれますので、試してみてはいかがでしょうか。
獅子の置物
獅子の置物は基本的に縁起ものとして多くの方に人気の動物です。
ここでいう獅子とは、ライオンではなく「狛犬」や「シーサー」を思い浮かべた方が良いかもしれません。
縁起ものとしての獅子は伝説上の生き物で、狛犬で言うと対になっているうちの角のある方が「獅子」にあたります。
「シーサー」はサンスクリット語でライオンを意味する「シンハー」を沖縄方言で発音したものとされていますが、狛犬説も根強いそうです。
風水で玄関に置く動物の置物として考える場合は、獅子=狛犬・シーサーと捉えておけば良いと思います。
見た目は恐ろしいイメージがあるかも知れませんが、その表情は悪いものを退けている象徴ですので、好意的に考えると良いでしょう。
龍の置物
龍は全ての運気、エネルギーを司るとされる霊獣です。龍の置物を玄関に置くことによって、龍脈ができて大地のエネルギーを家の中に引き入れてくれるでしょう。
龍の置物は、玄関に入って右側に置くようにしてください。龍の顔が家の中を向けることで、運気が内に入って流れていきます。さらに、龍は水の神様でもあるので、水をお供えすると風水効果アップに繋がります。自然乾燥よりも早く水が減る向きに微調整すると良いです。
風水効果が大きいので、龍の置物と水盃のセットで販売もされていますね。
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気を付けるべき点は、龍の置物のそばに火元や電化製品を置かないこと。
玄関にそういったものがあることは稀かも知れませんが、念のため気を付けてくださいね。
龍は位の高い神獣なので、他の動物と並列で置くようなことはせずに、胸の高さより上の高さに置くのが理想です。
玄関に置く龍の置物を選ぶときは、うねりの大きい形のものを選ぶと、それに合わせた大きい気の流れが期待でます。
素材はクリスタルやガラスなどの透明で光を拡散してくれるようなもの、または銅製のものが良いとされています。
その他色や素材、表情なども様々ありますが、ご自身が「この龍いいな」と感じたものを置くようにすると良いので、迷ったら直感で判断しましょう。
虎の置物
虎の置物は風水で邪気払いの効果があるので、顔の向きは家の外、玄関を入って左側に置くと良いとされています。悪い気が入ってこないように威圧する番犬のような効果と考えましょう。風水では犬の置物は玄関には良くないとされますので、置こうと考えていた方は、犬の代わりに虎の置物を置いてみてはいかがでしょうか。
ただし、寅年に虎の置物を玄関に置くのはNGです。
参考記事:玄関の風水まとめ
ウサギの置物
ウサギは繁殖力が強く、子宝運に恵まれると言われています。古来中国ではウサギは薬を作れる動物と言われ、無病息災の風水効果もあるとされています。
寂しがりでもあるので、ウサギの置物を玄関に置くと人を惹きつけ、縁結びにも効果があるとされています。合わせて学業や商業運アップにも向いている動物です。
ウサギと言えば大きな耳が特徴ですよね。高い情報収集能力の象徴との考え方から、コミュニケーション力アップ、社交性アップに良いでしょう。
風水で運気アップして良縁を期待したい方にはピンク色のウサギの置物が最適かもしれませんね。
蛇の置物
蛇の抜け殻は風水的にも金運アップの効果があるとされています。蛇が脱皮を繰り返して成長していく姿から、無限の繁栄を表すという考えがあり、命や生命力の象徴ともされています。
蛇は農作物に被害を及ぼすネズミを食べることから、五穀豊穣を司る縁起の良い動物でもあります。
これらのことから、蛇を祀った神社などもよく目にしますよね。
さて、玄関に蛇の抜け殻を置くのは少し抵抗があるかもしれませんが、蛇の置物なら置きやすいのではないでしょうか。
招き猫の置物
招き猫の置物は千客万来・商売繁盛といったイメージが強いかもしれません。一般的に親しまれた開運アイテムですので、風水でも玄関に置くのは良しとされています。
しかし玄関に置くときに注意しなければならない点もあります。
目線より高い場所に置く
招き猫が外を向くように置く
です。
たまに、風水では招き猫をおすすめしませんという説明を目にしますが、家の内側に向けて置くと、家の中の良い運気を招き猫が吸ってしまうからということだそうです。
しっかり外に向けて置けば、外から良い運気を招き入れてくれますのでご安心ください。
招き猫の寿命は2年と言われていますので、2年経ったら新しい招き猫を置くようにすると良いですね。
また、招き猫の種類もいくつかありますので、招き入れたい運気に合わせて選んで置きましょう。
右手を上げている招き猫:金運を招く
左手を上げている招き猫:良縁、人を招く
両手を上げている招き猫:金運・人を招く(ただし、物事に対してお手上げというイメージもあるので、気になる方は置かない方が無難)
小判を持っている招き猫:金運効果アップ
招き猫はその色にも意味合いがあるので、併せて押さえておきましょう。
白い招き猫:開運招福
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黒い招き猫:厄除けや家内安全
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赤い招き猫:健康・長寿
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主に上記の3色が一般的な招き猫カラーですが、近年の風水ブームで様々な色のものもあるようです。
こちらはご参考までに。
金色・黄色の招き猫:金運、財運
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ピンク色の招き猫:恋愛運
青・緑色の招き猫:学業、交通安全
猫がお好きな方は、玄関の置物として招き猫を置いてあげると良いのではないでしょうか。
ふくろうの置物
ふくろうは日本のみならず、海外でも森の賢者と呼ばれ、霊力で悪霊から守ってくれたり、富の象徴として商売繁盛や福来に関わる縁起ものとして親しまれています。
日本の商店は縁起ものとして招き猫を置くことが多いかもしれませんが、中国はふくろうを置く風習があります。
「不苦労」や「福龍」、「福来朗」などはその縁起にあやかった当て字ですので、中華料理屋などで目にしたことがあるのではないでしょうか。
個人の自宅でも、ふくろうの置物を玄関に置くことで、玄関から入ってくる運気を「福」かそうじゃないかを選別して、良い運気を家の中に取り入れてくれるという効果が期待できます。
風水ではふくろうがもたらす運気は「金運」。
「首が回らない」状態とは無縁のふくろうですので、短期間で財を成すようなことよりも、長期的にお金に困らないような運気アップ効果があると捉えておきましょう。
また、ふくろうはその目の良さからも勉学や仕事上で必要な、物事を見通す目としても縁起の良い動物とされています。
他にも恋愛運や健康運まで呼び込んでくれる効果もあり、見た目がかわいらしいものも多いので、玄関に置く置物としてはピッタリな動物ではないでしょうか。
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犬の置物
犬の置物を玄関に置くことは、風水的には絶対NGです。
基本的に玄関に干支の動物の置物は幸運を招くと言われていますが、犬だけは例外です。
これには理由があり、犬は変化の象徴で、家庭内の不和やトラブルに繋がりやすいと言われているからです。
というのも、犬はよく落ち着きなく動き回るので、運気もかき乱してしまい、せっかく玄関から良い運気が入ってきても出て行ってしまうことになります。
ですので、玄関に犬の置物は置かないようにしましょう。
(狛犬は霊獣であり、落ち着きのない犬とは別物として考えましょう)
ただ、犬の置物そのものが悪いものというわけではないので勘違いしないでくださいね。
もし犬の置物を置きたい場合は、人が集まってくつろぐリビングに置くと良いですよ。
ちなみに動き回る繋がりで、車輪のある「車」「自転車」「ベビーカー」なども、現物・置物それぞれ置かないように心がけてください。
参考記事:玄関の風水対策まとめ
<まとめ>
玄関に置く動物の置きものについて、風水的な良し悪しをご紹介させていただきました。
個人的には龍とふくろうが鉄板動物と思っていて実際に飾っています。
犬も好きなので、動物OKなマンションにしておけば良かったかなとの思いもありますが、リビングにかわいらしい犬の置物を置いて癒されている日々を送っています。
この記事がみなさんの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。